古材の生きるヴィンテージテイストリノベーション

K.Matsunaga K.Matsunaga
vintage×sozai, nuリノベーション nuリノベーション Minimalistyczny salon
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年月を重ねるからこそ出る味わいはなんとも言えない風情があります。住宅においても、ムラのない塗装や新建材がよしとされたのも今は昔、アンティークやヴィンテージの風合いを活かした個性が好まれるようになりました。今回ご紹介するのは、NUリノベーションが手がけたマンションのリノベーションです。マンションだからこそ活かせるコンクリートの肌や大きく取れる間取りを有効に使い、足場板などの味わい深い素材を採用したヴィンテージテイストの部屋が出来上がりました。

Before:無機質なマンションの一室

畳と隣り合ったダイニングキッチンがあり、建具もひと昔の前の基準の高さでした。廊下がなく、ふすまで仕切るスタイルは使い方にも悩むことが多くあります。

After:間仕切りを取り払い、広々空間に

畳とフローリングの境界をなくし、全体を一部屋の空間にしました。ヴィンテージ加工の床材を採用し、使い込まれて味のある風合いが空間を引き立てます。正面の壁面やダイニングテーブルには、足場板をアクセントに採用。天井はコンクリートの素地を生かしてインダストリアルな雰囲気が生まれています。ハンモックのある風景はくつろぎの時間を生み出し、それぞれ好きな場所で思い思いにくつろげる空間です。

After:家具が映える内装に

広々としたLDKには、ソファやダイニング家具をはじめパーソナルクッションやハンモックなどひとつひとつこだわりのある家具が配置されています。形式的ではなく、この部屋ならではのオリジナル性のある空間は住まい手が楽しみながら部屋を楽しんでいることが伝わってくるようです。個性的な素材を採用しつつも、壁面はシンプルにホワイトで統一することで家具がより引き立つ空間となりました。一部キッチンの腰壁は黒板塗装があしらわれ、メッセージボードや子どもたちが自由に絵を描くこともできる楽しいスペースです。

After:カフェのようなキッチンスペース

キッチンの背面にはオリジナルの収納が造作され、壁面の棚は端から端まで設置されています。食器や小物、ドリンクなどがラフに並べられ、まるでカフェのような雰囲気がインテリアのひとつにもなりました。造作家具に合わせてデスクコーナーも設けられ、パソコンなどをすっきりと配置できます。一脚置かれたイームズのチェアや小さなスツールの雰囲気もひとつひとつがこの部屋を構成する個性として演出されています。オープンな棚やデスクは物が一目瞭然のため、場所を定めやすく使い勝手も抜群です。

After:古材を活かした玄関

玄関スペースにも扉や棚に足場板の古材があしらわれ、すべての空間が統一感のある雰囲気に仕上がっています。素材そのものに存在感がある場合は、シンプルにオープンな棚だけでもまとまりのあるスペースが生まれます。壁面の大きなミラーによって限られた玄関スペースは広々と感じられ、機能とインテリア性の両立がなされました。効果的にヴィンテージの素材を取り入れ、お気に入りの空間を作ることができるリノベーションは、これからの時代も建築家と住まい手の化学反応でオリジナル性のあるプロジェクトが増えてゆくことでしょう。

【リノベーションについては、こちらの記事でも紹介しています】

※ マンションリノベーションのメリット・デメリットとは?実例と合わせてまとめ解説!

※ 新築vsリノベーション。比較することで見えてくるそれぞれの良さ 

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