動線計画で押さえておきたい6つのこと

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
奥様が喜ぶ完璧家事動線の長期優良住宅, 株式会社JA建設エナジー 株式会社JA建設エナジー Nowoczesny ogród zimowy
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動線計画は、家づくりにおいて間取りや家具配置などを家族にとってより快適で住みやすいものにしていくために重要となりますが、それについて建築家に任せっぱなしにしてはいないでしょうか。もちろん、建築家により良い間取りなどのアイデアを提案してもらってもいいですが、新しい家でどのように実際に暮らしていくかという生活スタイルやリズムをよりよく知っている自分自身でそうした計画を検討してみることは、より良い住まいにしていく近道でもあります。そこで今回は、動線計画で押さえておきたい事柄を紹介していきたいと思います。

動線計画では短くすることを第一に

動線計画でまず第一に考えていきたいことは、動線を短くしていくことです。洗濯物を例にすると、洗濯機置き場で洗った洗濯物をベランダなどの干し場に運んでいき、洗濯物が乾いたら干し場から衣服を収めている収納棚へ戻すという一連の流れが、家のあちこちを歩き回るのではなく、それらの配置場所を近くすることで出来るだけ移動距離を短くしていくといいでしょう。特に、そうした流れの中で階段を上り下りする必要がなければ、毎日の家事を楽にしてくれる間取りとなるでしょう。

【家事を楽にしてくれる間取りについては、こちらの記事でも紹介しています】

※ ユーティリティスペースで家事をもっと楽に!その上手なつくり方とは?

動線のタイプを把握して動線計画を行う

動線とは、家の中を移動する人の動きを示す線のことですが、単純にそうした動きを追っていてはプランニングをより良くしていくことにはつながりにくいでしょう。動線を有効的にプランニングに反映できるようにするには、動線をタイプに分けてそれぞれを検討してみて下さい。動線の種類としては、「家事動線」「衛生動線」「来客動線」「通勤動線」があり、これらに従って動線計画を進めていくことで、別々でそれぞれの動線を検討したり、お互いに交わったり重なったりすることを避けることが容易になるでしょう。

写真:オレンジハウス

家事動線

ここからは、上で挙げた4つの動線の種類について詳しく見ていきましょう。まず最初に家事動線ですが、これは調理や掃除、洗濯といった家事に関わる動きの線になります。この動線計画によって、家事のしやすさがそのまま決まってくると言っていいでしょう。具体的には、最初に挙げたような洗濯物の一連の流れもそうですし、調理と洗濯、掃除などを同時進行でできるようにキッチンと洗濯置き場などを近くに配置するなどが考えられるでしょう。家事の仕方は家庭によって様々だと思いますので、それぞれの家庭の家事の仕方に合わせて、動線計画を行っていきましょう。

衛生動線

トイレ、あるいは浴室などの衛生面に関わる動きを表すのが衛生動線になります。この種類の動線計画で注目しておきたいことをいくつか挙げると、まず夜間にトイレに行くために、寝室とトイレの距離を出来るだけ近くにすること、さらには階段を上り下りする必要のない間取りにしていきましょう。また、次でも述べますが、来客時に浴室を使う家族とゲストが顔を合わせてしまわないような動線計画をしていくことも大切になるでしょう。

▶「住まいの写真」ページでは様々な種類の浴室を紹介しています。◀

※ 浴室の写真ページ

来客動線

来客動線とは、その名の通り、来客時にゲストが移動する線を示す動線となります。主に、玄関と客間をつなぐ線になると思いますが、ここで押さえておくべきポイントは、先程も述べたように、来客動線と家族がトイレや浴室に移動する衛生動線が重なったり、来客動線からトイレや浴室、さらには洗濯物などプライベートな空間が見えてしまわないことでしょう。こうした点に気を付けることで、来客時でも家族のプライバシー性が保たれる住まいにすることができるでしょう。

通勤動線

最後に、朝起きてから学校や仕事へ行くまでの家族の動きを表す通勤動線です。ここで押さえておきたいポイントは、家族がストレスなくスムーズに朝の準備をしていける動線計画をしていくことです。忙しい朝は家族が洗面所にいったり、トイレに行ったり、服を着替えたりと、家の中を動き回りがちになる家庭も多いと思いますので、それぞれの動きがスムーズになるように回遊性のあるプランにしていくことも1つの方法です。

写真:新澤一平

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