世代を通して繋がる、環境に優しい家

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核家族の世帯にとって、「長期の休みには田舎のおじいちゃん、おばあちゃんの家へ行く」というのはちょっとしたイベントのような、行楽のような「非日常」なことです。珍しいことでもないのですが、しかし日から三世代が暮らす家族構成は核家族よりも利点は多いはず。孤食の確立や家族のコミュニケーション、学校以外で社会や歴史を学んだり、世代の違う人から知恵や経験を教わる機会が多いのはあきらかに三世代で暮らすことです。そこで今回ご紹介したいのは、「-幸せの景色を描く-」をテーマに三世代を通して住まえるような空間構成を持った住宅です。ATELIER Mが提案したのは特殊な形状の土地と、お施主さんの要望を重ね合わせるように、未来を見越した住空間です。未来の住空間まで見越した計画はお施主さんの要望をしっかりと受け止めるものとなりました。

個性的な庇を持つ西外観

前面道路から建物へとつながる庇が特徴的な本住宅。それは黒いボックスとアームのような庇が組み合わさったような個性的で黒く引き締まったシックな外観。アームの庇が囲うのは少し広々とした玄関ポーチ。少しの植栽と十分なスペースにはゆとりを感じることができます。

広々の玄関ポーチ

外部玄関ポーチから、内部のキッチン・ダイニングまで見通すことのできるちょっと社交的な空間構成。外壁仕上げの塗り壁の質感やポーチの三和土など玄関廻りを演出してくれるシックでオシャレな素材感。緑の植栽や赤い自転車が一段と際立ちます。仕事や学校から帰ってきて住宅へ踏み入れれば一番に見えるのは家族の顔です。

日差しが差し込むダイニング

開口からの採光が気持ちよく差し込むダイニング空間。いずれおじいちゃん、おばあちゃんと住むであろう家のリビングはまだまだゆとりのある広々とした空間です。壁面の造り付けのカウンターはデスクワークや収納、飾り棚など多様に活用できるもの。家族みんなが共有できるスペースです。

中庭を囲う

本住宅の構成は「F」の字型のような形状。ちょうどその窪みに位置するのは中庭。全室から中庭を見ることができる構成の本住宅は家族がどこに居ても中庭を通して繋がる事が出来ます。小ぶりな中庭ですが、その活躍は家族にとって大きなものです。全室から植栽が臨むことがでいる空間は当たり前のようで有難いものです。

二階から見下げる中庭

中庭を見下げる景色。ここは子供室から見下げた中庭です。中庭のロケーションはまるで外部からはその存在を窺い知ることはできないほどに囲われた閉じた空間です。しかし家族にとってはプライバシーの守られた、プライベートな空間となります。二階から見おろす和室にはおじいちゃん、おばあちゃんが中庭を眺めながら涼む姿が目に浮かびます。中庭を通して声を掛けあう、なんて少し賑やかな家族の空間となりそうです。

三世代が集う住空間

中庭を囲うように、リビング・ダイニングそして和室。玄関から容易に接続する空間は足腰の弱い老人にとっては優しい動線です。中庭と室内の間には縁側。接続して一体化したような空間ですが、分離も可能な構成は時と場合によって変化することでストレスなく暮らすことができます。中庭の生む快適な住環境と繋がりは三世代が気持ち良く過ごせる住空間となりました。

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