柔軟なアイデアで!環境に順応する住宅

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宮の森の家, 株式会社コウド一級建築士事務所 株式会社コウド一級建築士事務所 Nowoczesne domy
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新たな土地に家を建てて住まうということは、取り巻く環境に順応していくことも大切ですよね。トータルプランとして、住宅という器だけが完成しても、近隣、景観や敷地の形状など様々な要素とのバランスを取りながら溶け込んでいくような住宅の計画が望ましいですよね。今回ご紹介するのは、北海道札幌市の森に建つ家族4人の為の住宅です。本住宅の敷地は高低差4mに、二方向の道路に接した場所でした。そこで株式会社コウド一級建築士事務所の提案によって敷地のポテンシャルを最大限に活かしながら、環境に順応していくような住宅が完成しました。

シンプルで特徴的な外観

一見すると、黒くて四角いシンプルな平屋のような外観の本住宅。しかし、複雑な敷地にあるため高低差4mの傾斜を活かした二層の住宅です。景色は山並みの綺麗な静かな風景を楽しむことができるんです。そして眼下には札幌の街景が広がります。もちろん以前よりこの土地に住まう近隣住宅の景観をも損なわないような配慮がなされています。

パースのかかったファサード

前面道路から入口へと進んでいくと一面をえぐるような一風変わったファサードです。まるでパースのかかったような錯覚すら覚えます。これは五角形のヴォリュームを、アプローチ部、北側の開口部へ共に彫刻のように彫り込まれているのだそう。シンプルながら強いインパクトが残ります。木板張りで統一された外装は玄関から内部へ吸い込まれるかのようです。

高低差のある敷地

アプローチの先をさらに進むと高低差4mの敷地を体感することができます。前面道路からの外観では想像すらつかないほど、敷地に張りつくような住宅。札幌の市街地の景観を眺めるためにその方向へ向かって開く開口。本住宅の庭の植栽はまだ若く、今はまだ背の低い木々が囲っています。年々と緩やかに成長し、住宅のプライバシーを守る自然のシェードとなります。

段階的に繋ぐ外と内

本住宅入口から内部へ踏み込むと、ガラスの開口に沿って伸びる土間が迎えます。ここは半外部空間のように、庭からテラス、ガラスの開口を抜けて土間、室内へと段階的に内部と外部を繋ぎます。それは住空間へ開放感や採光、通風など快適な空間を与えてくれる要素です。そして内部から外部へと一直線に伸びる壁面は同仕上げによって空間の広がりを感じます。

目線の違いを楽しむ

リビングダイニングに開く大きな開口は札幌の街景を臨むことができます。近隣の住宅も近すぎず、また高低差によって気持ちよく見通せる山並みや空は、心地よくゆったりと寛ぐことができそうです。夕方の日没ごろの明かりでも十分過ごせるほどです。複雑な敷地でありながらも、近隣への配慮や住宅の形状、アプローチの仕方などでその魅力は大きく変わり、快適な住空間を築くことが可能です。

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