壁色と家具の合わせ方：７つのテクニック

ステンレス仕上げの家具や家電製品のあるインテリアはスタイリッシュな雰囲気であるはず。そういった場合は壁も素敵な色を使うべき。最も一般的な選択肢はステンレス製の家具を白い壁、または灰色の壁と組み合わせて金属の表面特有のやや冷たい印象を増強することです。しかしこちらの例でも分かるように、ステンレスを始めとする金属の家具は実はほぼすべての色を合わせることができます。

部屋の主な色調となるメインカラーは特定の感覚を呼び起こします。例えば黄色やオレンジ色のような温かみのある暖色系の色合いは気分を高揚させますが、灰色や青色、水色のような寒色系の色合いは一般的に神経を鎮静させリラックス効果があると言われています。部屋に使う色を選ぶ方法は、あなたが部屋にどんなことを求めているかによります。

白い家具は背景となる壁が何色であろうとー寒色系であろうと暖色系であろうとくっきりと際立ちます。こちらの部屋のようにグレーやベージュなどの中間色が使用された壁の前でも、白い家具はぼんやりとせず新鮮で清潔な存在感を放ちます。

シャビーシックスタイルの家具やアイテムは荒い/素朴、スタイリッシュ/エレガント、といった様々な要素が混在しているため、両方を均等に強化する色を取り入れたいと思うことでしょう。基本的にはシャビーシックスタイルの家具にはソフトな色調の壁色が合います。年月を経た木材で作られた家具などは特にパステル系カラーの壁とよく調和して、柔らかく幻想的な雰囲気のインテリアとなりますよ。

木製家具特有の温かみのある色調は、快適でリラックスした雰囲気を作成するのに大いに役立ちます。木製家具に合わせる壁色は柔らかい中間色や、大地を感じさせるブラウンなどのアースカラーがおすすめです。これらの色の組み合わせは昨今のトレンドでもあり、こちらの部屋のように照明を活用するとさらに快適な雰囲気を魅力が高まります！

通常、金属製の家具はインダストリアルスタイルでよく使用されます。このタイプの家具を部屋に置くならより明るい壁色を使用することをおすすめします。そうしないとインテリア全体がかなり重々しい雰囲気となります。そして金属製家具特有の堅い灰色の色調を壁にも使用したいなら、壁全体を統一するよりも限定的な範囲にすべきです。家具の色が背景の壁と一体化してしまい、魅力や存在感が半減してしまいます。

部屋の装飾的な要素とともに、家具のスタイルも壁色の選択に大きく影響する可能性があります。 例えばこちらのスペインの家具＆アクセサリー専門家が手掛けた部屋では、柔らかい色合いの北欧スタイルの木製ドレッサーと黒い革製の椅子が置かれています。そして背景となる壁色は劇的な濃い赤！これは非常にうまくいった例ですが、壁が他に青緑色か暗緑色だったらどうでしょうか？

エレガントでモダンな家具を使用したインテリアでは壁色も慎重に選ぶべきです。バブルガムピンクやキャンディイエローなど派手で子供っぽい色は似合いません。壁色はスタイリッシュでモダンな家具の見た目を反映させましょう。