子供部屋は成長と共に使用用途が変化していきます。流動型の壁面収納やカスタマイズが自由自在なベットやデスクを上手く活用し、お子様の個性を伸ばしながらも自立を促すレイアウトを完成させたいものです。今回は海外のインテリアコーディネーターが手掛けた子供部屋を中心にご紹介いたします。
欧州の子供部屋はおしゃれで個性的な壁紙を随所に使い、楽しい雰囲気を演出しています。特に厳しい冬が長くお部屋に滞在する時間が最も長い北欧では、ポップで明るいカラーや照明・個性的でユニ-クなグッズを多く採用しています。高い天井を活かしたロフトベッドもポピュラーです。
子供部屋に棚を配置する余力がない、遊び場エリアを広く確保させたい場合はどう対処するべきでしょうか?実は廊下には驚く程にデットスペ-スが沢山あります。子供部屋に隣接するフロアー部分にお子様でも簡単に触れられる収納スペースを設けてみましょう。
レゴやプラモデルの部品といった細かい収納物が多いのも子供部屋の特徴です。ミニフィギュアであれば、コスチュームの色ごと、キャラクターのシリ-ズ別等に並べ紛失した物が一目で分かる様に分類して片づける方法を定着させてしまいましょう。小さなお子様でも自ら進んで整理整頓をして子供部屋を綺麗に使おうという気持ちが芽生えますよ。
間仕切りとして活用するのは勿論、カラフルなファブリックや不要になったカーテン生地とお好きな無垢材を使用してテントを手作りしてみてはいかがでしょうか?単調で殺風景だった子供部屋が一瞬でテイストのある子供部屋に変身します。
お子様を親から独立させて1人で寝かせるのはなかなか一筋縄ではいきません。通常ベットはお部屋の壁側や窓側に配置するのが定番ですが、子供部屋の中央にレイアウトしてみると… 不思議な事にすんなりとベットにIN!空間の中心にある物に興味が集まる意識を利用したテクニック、是非一度お試し下さい。
天井埋込型エアコンはお部屋の中心、暖房器具は窓際に配置するべきであるのは承知な事だと思います。又暖められた空気は上昇する傾向がある為、ロフトベットを設置した場合、冬は比較的あたたかくお休みになれます。ただ夏は気性や断熱が不十分である建物であると暑さを感じるかもしれません。窓に張る断熱シートも豊富に揃っていますので併用してエコライフをEnjoyするのも良いですね。
毎日机に向かう年齢に子供が達しているのであれば、集中力が高められる空間作りを心掛けたいですよね。男子の子供部屋であれば敢えて派手なデコレーションなどは控えて、クールなインテリアでまとめたお部屋も素敵です。
子供部屋=カラフルなお部屋ではなく、シックな空間に仕上げても、少し背伸びをしたいお年頃のお子様であれば喜ばれると思います。中でもキラキラした装飾グッズは女子の子供部屋を可愛く彩ります。
ディテ-ルが凝ったウォ-ルペ-パは女性の憧れ。賃貸物件にお住まいで壁を傷つける事が心配な方は、簡単に貼って剥がせるタイプを子供部屋に採用しましょう。以前は洋雑誌などで眺めるしかなかった日本未入荷の輸入型紙も最近では続々と国内に入荷しています。オンラインショップなどでもお手軽に購入可能です。